建設業に重要な予算管理・発注管理・請求管理・原価管理から会計処理までを
リアルタイムに連動し、お客様の業務を強力にサポートするシステムです。
工事原価管理システムの特徴
「工事進行基準」に対応
工事毎に「工事進行基準」か「工事完成基準」かを選択できます。「工事進行基準」で登録された工事は、工期途中の任意のタイミングで、総額に対する金額の一部を売上/原価計上することができます。
出来高による完成計上と完成工事原価への自動振替
出来高入力により工事の進捗管理を行います。進捗率100%で完成処理が自動で実行され、「完成計上」や 「未成工事支出金から完成工事原価への振替」が行われます。
もちろん、完成計上後の契約額変更や追加原価発生による振替も可能です。
実行予算は既存工事情報から類似明細をコピー
実行予算は他の工事データから類似明細をコピーして利用でき、定型的な工種入力の手間を省きます。
実行予算を変更履歴管理
確定するまでに二転三転する実行予算を差分方式や置換方式により変更履歴管理ができます。
◇立替情報の自動相殺機能
安全協力費及び法定外補償保険料の控除情報、立替入力から入力された情報は、支払処理時には相殺情報として取込み、仕入業者からの請求額との相殺要否や処理タイミングの調整が可能です。
◇支払査定、手数料計算機能
支払処理時の現金・手形比率調整等の支払査定や、手形発行時の印紙代の節約を考慮した自動分割、手形郵送料の自動計算が行えます。
また、手形発生情報の自動登録、手形決裁仕訳の仮登録も行えます。
さらに、銀行振込機能として、手数料の自動計算、振込手数料差額の考慮、市販のファームバンキングシステム(FB)への連動データの作成もできます。
確定情報をリアルタイムに会計処理
財務会計機能を標準搭載しており、市販の工事原価管理パッケージでは難しい、月次単位のバッチ処理や 、入出金・振替などの確定情報による迅速でタイムリーな会計処理が行えます。
財務会計処理
◇豊富な機能で会計伝票入力負担を軽減
仮伝票入力 ⇒ 承認入力(伝票確定入力)のリレー登録が行えます。
また、仕訳パターンの登録/呼出、Excelインポート/エクスポート、複合形式仕訳入力、内税/外税切替(明細行単位)等々、豊富な機能で入力の負担を軽減します。
◇取引内容を明確にする仕訳科目の選択
複合形式の仕訳を元帳に出力する場合の相手勘定科目を、[ 通常 / 内訳出力 / 代表科目(1行目) / 代表科目(最大金額) ]から選択できます。
これにより取引内容を明確にし、管理しやすい元帳が実現します。
◇取引に応じた消費税処理(内税、外税)
消費税は、会計伝票入力や仕入入力時に自由に内税と外税の切り替えができます。
また、今後の消費税法の改正にも対応できるシステム設計です。
管理会計による経営管理が可能
管理会計機能により経営者がマネージメントに必要な現状把握ができます。
通常の財務会計では会計基準や関連法規に従い正確性が求められるのに対し、管理会計は、未成工事の注文情報や労務情報などの未確定データから請負見込増減額や今後予想原価等を算出する管理方法です。
また、関連ソフト『JCS現場管理システム』を利用することで、現場単位の工事原価もタイムリーに予想原価へ組み込むことができ、さらに精度の高い管理を可能とします。
集計グループの設定で多角的な情報分析が可能
本支店グループ・業種分類グループなど複数の部門グループ毎の、各種帳票やデータ出力など多角的に情報分析ができます。
集計のグループは、部門 < 集計部門 < 部門グループ の3段階で設定できます。
安心のセキュリティ対応
◇ ユーザー毎・部門毎の権限管理
ユーザー毎や、ユーザが所属する部門毎に、利用可能な処理機能やアプリケーションを設定できます。
◇ データ操作ログの保存
各入力処理で登録・更新・削除されたデータに対して、更新ログ(日時、ユーザ、コンピュータ名、部門、処理部門)が保存により、問題発生時の調査・追跡への活用はもちろん、不正操作への抑止力にもなります。